目次 候補のもの
基礎的な情報(こちらも読んでください)
紹介記事 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000039923.html
販売元 https://finepiece.stores.jp/items/5e7af4c09df16377da082a08
https://finepiece.stores.jp/items/5e7b59fce20b040af0ce6926 18L
慶應義塾大学理工学部の微粒子研究、アミノ酸研究の成果とのこと。試験機関では強い抗ウイルス作用が認められ、かつ、毒性がなく安全性が高い。効果は持続するそうだが、どの位の期間持続するかは不明。
アミノエリアneo(ハラール認証品)(姉妹品の「アミノエリア・プレミアム」は少し安い)
販売元 https://www.pq-techno.co.jp/menu
https://www.pq-techno.co.jp/r 詳細情報
鳥取大学農学部の鳥インフルエンザ研究から生まれた研究成果。試験機関では強い抗ウイルス作用が認められ、かつ、毒性がなく安全性が高い。効果は1週間程度持続するとのこと。
バリアセラ-WS
日本で特許が申請されている「チアゾリルスルファミド化合物」が主成分 4L 4400円 安全性試験 除菌効果試験済み
https://www.kinki-narusa.co.jp/products/images/bariasera.pdf
https://www.kinki-narusa.co.jp/products/#P03
https://www.mydokini.co.jp/product/bcws/
ササミック 光触媒瞬間消臭除菌液スーパールミチタン溶液。効果が持続する。
https://item.rakuten.co.jp/s-oasis/00022791/
https://shopping.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF
酸化チタン光触媒がウイルス表面のたんぱく質・酵素を分解10L 17600円 500ml 2本タイプ 4400円
“チタセラン”除菌消臭剤は、悪臭分子を分解する触媒に酸化チタンを採用。光触媒の技術を活用。
https://www.asahi.com/and_M/pressrelease/pre_11128313/
強力な酸化分解性能により、悪臭の元を無害な二酸化炭素と水に変化させます。
悪臭の元を分解することにより、消臭性能はもちろんのこと、長期間にわたり抗菌、抗ウイルス、防カビ、汚染防止、院内感染防止など、様々な効果を発揮。
4L 8220円 400ml 2852円 株式会社洗車の王国
https://item.rakuten.co.jp/plusworks/096/?s-id=sd_browsehist_search
「アピザス」という日本製の除菌・消臭成分で出来ている。原料メーカーは
ニッショー科学 水戸市 http://nissho-ch.jp/m2.html
1週間くらい効果が持続する。(ドアノブなどは度々除菌する必要があるが、専用の机などは効果が続くと推定される。) リンク先は10倍希釈500ccで5500円。
同じアピザスを希釈したもので200cc2000円のものや、aPIZAS SUPER PROTECT 500cc 2400円(https://s-market.jp/SHOP/smp01.html)同2640円 500ml もあり。
全日空(ANA)が機内で使っている除菌・消臭液。二酸化塩素を使った除菌液。安全性が高い。衣服などを傷めない。
https://www.anatc.com/wp-content/uploads/2019/03/News-Release-18-29.pdf
エースネット社 http://www.acenet-inc.jp/
MA-T https://www.a2care-anatc.com/
個人的には、バクロンを使用中で好調。全体によさそうなものをピックアップしているが、アピザスMガード、A2Careに注目している。
※「次亜塩素酸水」等に関する販売実績について という注意喚起の文書が以前出され、報道等で次亜塩素酸水は無効かのように報道された。これは不安定であることと、次亜塩素酸水とうたっていても効果が不明の製品が多いということが背景と推察される。不安定さは留意すべきだが、管理して使用すると有効であることに留意。 https://www.nite.go.jp/data/000109500.pdf
にNITEの情報を加味して表現を簡略化すると
・通常、70%のエタノールが有効。メタノール(メチルアルコール)は毒なので使用禁止。
・次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤の成分)。身近なものを消毒するためには、水で0.05%に薄めて拭いた後水拭き。【効果的だが濃度など取扱注意;後述】噴霧は絶対に行わない。
・次亜塩素酸水は、電解水と合成水の両者について、新型コロナウイルス対策として消毒に活用することが可能かどうか継続審査となった。【上記のように有効と判断された】
・塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどの第4級アンモニウム塩は医薬品や医薬部外品の消毒剤の有効成分。新型コロナウイルス対策として消毒に使用できる。(5月29日の発表で7種類となった:最終報告で9種となった)
・二酸化塩素は、新型コロナウイルス対策として消毒に活用することの有効性については、現時点では未確認。
したがって、70%程度のエチルアルコールが多く用いられているのは正しい選択だと言える。
界面活性剤は簡単に言うと石鹸のこと(消毒用ハンドソープなどの殺菌剤の有無はウイルスには関係ない)だが、9種類については効果が認められ住宅家具用洗剤と台所用洗剤の製品リストはwebで公開中(更新があるので、随時チェックのこと)。https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html
次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど塩素系漂白剤)は次亜塩素酸水に名称が近似しているが全く別のもので、明確に区別しなければならない。以下、説明では混同を避けるために塩素系漂白剤と書く。あまり勧めない。
次亜塩素酸水は、今回効果確認が継続審査となった。化学的に不安定で、作ってすぐは良いが、置いておくだけで効果が無くなるなど、管理が難しい。新しい液を紫外線に当てない、容器に空間を残さないなどよく管理して用いる。学校ではpHと次亜塩素酸の試験紙を購入して、チェックしながら用いる方が安全。手指の消毒にも使用可という説も。次亜塩素酸ナトリウムは全く別の物なので誤用に注意。
第4級アンモニウム塩の消毒液もあるが、学校用は不明。
これらの内、多用される三つの長所と短所をまとめると
主成分 |
長所 |
短所 |
アルコール |
安全性が高い |
効果が持続しない |
界面活性剤(石鹸) |
安全性が高い |
即効性は低い |
(電解)次亜塩素酸水 |
安全性が高い 即効性がある |
効果が持続しない 化学的に不安定 |
塩素系漂白剤は問題があるので、この表には加えなかった。
先生が子どもたちと接する状況を想像して、@接する前に自らの除菌に役立つ、A接した後、他の子どもに感染させないため、先生自身を再度除菌するのに使えること、B防護服までの厳重な防護にはならないが、ある程度感染を防護するのに役立つものの一つとして除菌液を調べた。条件は
・普通の意味で毒性がない安全なもの
・鳥インフルエンザウイルスやSARS ウイルスなど、ウイルスに対して不活化する効果が試験機関で確認されていること
・普通の衣類に対して害のないもの(一部注意が必要)
・マスクにつかえそうなもの
活性が保持されているなら、次亜塩素酸水が勧められる。理想的には、隔膜式の電解水生成機が学校にあり、作りたてが供給されることが望ましい。ただし、市販の隔膜のない塩水を電気分解するだけの器具は、塩素系漂白剤の成分が多いという実験結果もあり、要注意である。また、次亜塩素酸水と銘打っていても塩素系漂白剤の成分が多いものがありそうなので、pH測定は必須。
これらの問題点については、次のYouTubeが参考になる(時間があったら見る)
https://www.youtube.com/watch?v=6-kA0rMO110
そこで、上記の条件を満たす可能性がある除菌液をネットで探った。最初にあげた製品は、カタログの一種だと思って比較検討されたい。またNITEなどで新型コロナウイルスに対する効果は検証されていない点にも注意されたい。
文責 久田信行 ただし、医学の専門家ではないので、ご参考までに。
2020/08/04 改訂